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ストラ―ダ改めバイシクルカラー Vol.2 Vol.1

bic


私自身の店になりました。
もっと皆さんのための店になっていきます。


バイシクルカラー
丹 宇響

bic

若きオーナー、新春に発進す。


記者のように五十を越えても
未だにふらふらしている者もあれば、
二十代半ばで一国一城の主になろうとする者もある。
「ストラーダ」改め「バイシクルカラー」のオーナーになる
丹宇響氏もその一人である。雇われ店長からオーナーへの
転身。ありがちな成功物語を語るのはたやすいが、
紆余曲折がありましてというところが本当のところだろう。
そんな様々を乗り越えて、この美しいプロショップの
オーナーとして今年、新たなロードに走り出すということになる。
フレー、フレーと、声には出さないけれど、心の中で応援している。
さて、新しい年、新しいポジションを得て、バイシクルカラーはどんな走りを見せてくれるのだろう。そのあたりを丹オーナーに聞いてみることにした。

bic

初めての人に優しい店。
それが本当のプロショップ。


「プロショップは、まず初心者の人たちのために
あるべきなんです」と丹氏は言う。
通常ある一つのものに特化した店を
プロショップなどといったりするが、その名前から、
プロ、つまりは専門家やその道のマニアなどを
対象にしたお店のように思われがちだ。
「もちろんそうした人たちの店でもあるんですが、
そういう人たちだけの店になってしまっては、この素晴らしいスポーツを楽しむ人が
限られてしまって、つまらないことになると思うんです」
情報が溢れかえっている時代だ。趣味の世界もご同様。
スポーツバイク(自転車)の専門誌もさてどれほどあるのだろう。

bic

そんな専門誌をめくっていると、颯爽と走るライダーや、
美しくセクシーなバイクがずらりと並んでいて、
その世界に興味を持ってしまった者たちに、
おいでおいでと手招きする。
つい妄想が肥大して、ついでに財布に少しばかり
余裕があると、ショップの敷居の上に鼻を膨らませて
立っていたりすることになる。
おっちゃん、コレちょうだい。
自転車は幼稚園の頃から乗り回していたのだ。
跨ってペダルをこげば、スイスイと・・・。
頭の中には颯爽と走る自分の姿が描かれているのだが、現実はそう簡単なものではない。
自転車という名でひとくくりにされても、こちらはスポーツ系。
ラケットを買ったからといって、すぐにテニスができるわけでもないように、
楽しむためには段階を踏まなければならない。だがテニスには、テニススクールがあるけれど、
スポーツバイクスクールというものはない。
その役割を担うのが、実はプロショップというものなのだ。

bic

ながく楽しむためには、
最初がすごく大切です。


「すぐにがんがん走ろうとか、
遠出しようという方もおられるんですが、
まずはスポーツバイクに慣れるためにも
近場を走ることから始めることが大切だと思います。
そうすると操作や独特のポジションにも慣れていき、
身体の方も順応しやすいですから」
ペダルをこげば簡単に走り出すのだが、
より楽しく、より長距離を、より末永く楽しもうとすれば、最初がとても大切だということだ。

bic

毎週というわけではないが休日の朝には、
モーニングライドといって初心者の人たちを中心にした
講習会も開かれている。
お店でスポーツバイクを買った人なら無料で参加できて、
色々なことを実際の走りの中で教えてもらえる。
この周辺には自転車の専用道路もあるのだが、
地図を見てもなかなか分からない。
だが一度連れて行ってもらえれば、後は一人で、
あるいはモーニングライドで知り合った仲間と一緒に
走りに行くなんてこともできるようになる。
昔々、父親が荷台に手を添えてくれて自転車の乗り方の練習したことを思い出す。
最初はふらふら危なっかしいが、そのうち要領が分かってなんとか走れるようになる。
ふと後ろを見ると父親はそこにはいず、少し離れたところで笑っている。
自転車を我が物にした瞬間だった。
あの時の父親のような役目を果たすのが、プロショップの勤めなのだと丹氏は言う。
いつもそばにいて、頼りになる存在。バイシクルカラーのモットーはそこにある。

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営業時間(平日) 12:00〜20:00  (土・日・祝) 11:00〜20:00
定休日水曜日
住所奈良市中登美ケ丘6-3-7リコラス登美ケ丘B102 (地図
電話番号0742-52-8118
ホームページhttp://bicyclecolor.com
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